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MSJ POP-UP SHOP at BIOTOP TOKYO
2025.12.26 Fri. – 12/30 Tue.
この度BIOTOPでは 「MSJ(エム・エス・ジェイ)」 初のPOP-UP SHOPをBIOTOP TOKYOにて開催いたします。
「MSJ」 はMicro Society Japanの略称で、価値観で繋がる ”ミクロの社会“ から生まれたインスピレーションを大切に、コミュニティと共創し世の中に新たな美意識と価値を広げていく活動をしています。
そんな 「MSJ」 が今回提案するのは、青森の自然の恵みを大事にしながら昭和24年4月宮本幸治氏が創業開始以来、数十人の職人をかかえ伝統を守り続けている 「宮本工芸」 の作品たち。
青森県津軽地方のアケビ蔓、山ブドウ皮、根曲がりの竹を採取し、熟達した職人の技を駆使しながら作品を作り続けています。
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【あじろ編み】 青森県認定 伝統工芸士作
津軽地方に自生する貴重な山ぶどう皮を胴用、縁用、持手用、縄用などに引きそろえ、熟達した職人があじろ編みに作り上げていきます。
自然の皮だけに曲がりくねっていて、真っすぐな部分はほとんど無く、節や、肌のグラデーションや汚い部分もあり、あじろ編みに適した部分はあまりありません。
そんな自然の皮にバカにされないようにしっかり組まれたあじろ編みは、堅牢さの中にも自然の温もりを感じられます。
使い込みほどに飴色に艶があがり、愛着が増し離しがたい籠となります。持ち手部分は、芯はあけび蔓で回りを山葡萄で巻いています。
この手法は弘前の昔ながらの伝統でもあります。
青森県認定伝統工芸士は伝統工芸に携わる年数が10年以上。
作品がそれに相応しくある事。それらを踏まえて認定されます。
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【かこべ編み】
自然の風合いそのままに仕上がっている、かこべ編み。
あじろ編みにはできなかった部分の皮を使用しながら作り上げていきます。
時には節や曲がりくねっている部分も上手く活かしながら。
木型を使わずフリーハンドで編み上げていく為、その時の材料や職人の気持ちで籠の雰囲気が違います。
その自然の優しさや荒々しさそのままが素敵な籠です。
写真のかごべ編みを作成した方は、年齢83歳・職人年数40年のベテラン職人です。
このかこべを作れる職人さんはこの方たった一人です。
リンゴ農家と兼業で作成をしている為、農家がお休みの時期にしか作成はできません。
フリーハンドで制作する山ぶどうバッグは唯一無二の存在感があります。
*「かこべ編み」は生産期間の関係で「現物販売」のみで受注生産は行いません。
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【MSJ Special Model】
MSJが宮本工芸にスペシャルモデルを依頼。
レザー部分は「Made in Japan」の高品質なレザーを手配、アケビとレザーを組み合わせた特別仕様のバッグです。
あけびは使い込んでいくと飴色に変化していき、レザーとあけび両方のエイジングを楽しんでいただけます。
レザー部分の色はブラック・ベージュグレーの 2色展開。
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宮本工芸がつくる「山葡萄蔓の皮」「あけび蔓」は、岩木山の豊かな自然の中で育ちます。
山葡萄蔓の皮に関しては、採取できるのは毎年わずか4週間ほど。
近年、環境の変化とともに皮が減ってきています。
あけび蔓も同様、昔は「岩木山はあけび山」と云われるほど豊富でしたが、現在採取できるのは最盛期の1割程度となり、とても貴重な自然の恵みとなっております。
岩木山で採取した山葡萄蔓の皮は、こげ茶色で厚みがあり、他にはない独特の風合いです。
使うほどに深い飴色へと変化し、”育てる楽しみ” を味わっていただけます。
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【 MSJ POP-UP SHOP 】
<開催期間>
BIOTOP TOKYO(白金台):2025年12月26日 (土) – 12月30日 (火)
<開催店舗>
BIOTOP TOKYO
〒108-0071 東京都港区白金台4-6-44 Tel:03-3444-2421
* 本 POP-UP SHOP の商品は「かこべ編み」の商品以外、受注生産となります。
* 受注を承りました商品は 【2026年 5月下旬 – 7月上旬】 のお渡し予定となります。